フィリピン起業で失敗しないためのビジネスパートナーの見つけ方

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フィリピンでの起業に興味あるが失敗が怖い。またフィリピンで起業するには現地人のビジネスパートナーが必要だと聞いた。フィリピン起業に関する情報は多くあるが実際にフィリピンでビジネスしている人の話が聞きたい。

こういった疑問にこたえます。

この記事を読むことで得られることは下記です。

フィリピン起業で失敗しないための「ビジネスパートナーの作り方」が学べる。

この記事を書いているぼくは、フィリピン・セブ島でカフェを経営していますが、中国系フィリピン人(華僑)のビジネスパートナーがいます。
これらの背景から記事を書いていきます。

※この記事は3分ほどで読み終わります。

フィリピンの起業には、出資に関して外資規制がある。

フィリピンは、ほかの東南アジアの国と同様に出資について”外資規制”があります。
例えば、基本的には日本人だけで会社を作ることはできず、フィリピン人を出資者に含めないといけません。(出資額や事業内容によって例外あり。)

特に飲食店や小売業はその規制がきびしく、外国人の資本参入をいっさい認めていません。
したがって、「100%フィリピン人資本の事業体」でないと事業をスタートすることができないのです。

ブログの美人読者

じゃあ、あなたはどうやってフィリピンで飲食店を経営しているの?

ぼくはフィリピン人のビジネスパートナーがいるためフィリピンでカフェ経営ができています。
政府に提出する書類上では、そのビジネスパートナーが100%株主となっていますが、実際は個人間の契約書を結び共同経営の形を取っています。

基本的に外国人がフィリピンで事業を行う方法は2つです。

方法①:フィリピン人のビジネスパートナーを見つける。
方法②:フィリピン人の名義を借りる。(弁護士などを通じて紹介してもらう。)

※出資規制の詳細情報は、ジェトロのウェブサイトを参考にして下さい。

フィリピン人のビジネスパートナー見つけ方

フィリピン人のビジネスパートナーを持つ価値

可能であるならば、フィリピン人名義を借りるのではなく、「フィリピン人のビジネスパートナーを持つこと」をおすすめします。

フィリピン人のビジネスパートナーを持つことは外資規制のためだけでなく事業を成功させるという意味においても価値があります。
ビジネスパートナーからのアドバイスや助言が「事業運営に役立つ」からです。

彼らはフィリピンで育ちフィリピン人の気持ちをよく理解しています。
よって、どういったサービスが喜ばれるか、価格帯はいくらが良いか、など消費者視点に立ったアドバイスをしてくれます。
またフィリピン人従業員の扱い方をよく理解しているので、従業員ともめた時などにも助けてくれます。

実際、僕もフィリピンで経営しながらビジネスパートナーに助けてもらっているなと感じることは多いです。

信頼できるビジネスパートナーの選び方

ビジネスパートナー探しはフィリピンで事業をスタートする上で多くの人がつまずくポイントです。

しかし、安易にパートナーを決めてはいけません。
なぜなら、怪しい人をビジネスパートナーにしてしまうと「事業を乗っ取られる等のリスク」が高まるからです。
実際に乗っ取られたケースを僕もいくつか知っています。

信頼できるか相手かどうかを判断する基準は下記です。

①:資産を見る。(不動産や会社規模)
②:会社で雇っている従業員を見る。(相手が経営者の場合)
③:その人の評判を聞く。

ちなみに、上記はぼくがビジネスパートナーを選ぶときに実際にチェックした項目です。

ここまで読んできてフィリピンでビジネスするのは「大変そう」と感じられたかもしれません。
実際に大変な部分はあるかなと思います。
しかし、フィリピン経済はどんどん発展しておりビジネスチャンスも多いので、フィリピンに進出する価値は高いと思います。

信頼できるビジネスパートナーが見つかりそうにない場合は、弁護士経由でフィリピン人名義を借りるようにしましょう。

信頼できるビジネスパートナーを見つける方法

信頼できるビジネスパートナーと出会うために、人があつまる場に参加し地道に人脈を築いていくことが重要です。
セブ島にも現地の経営者が参加するロータリークラブなどがありますので、そういったところに顔を出し知り合いを作っていきましょう。

一方、実はぼくの場合、上記の方法をとっていません。
ぼくはフィリピン・セブ島にて路上でカツサンドを販売し新聞に取り上げられたことで、たくさんのフィリピン人から一緒にビジネスしようと声がかかりました。

合計で100名ぐらいのフィリピン人から声がかかりました。
その中から一人のフィリピン人(華僑)をビジネスパートナーに選びました。

ただこの方法は、危険を伴うのであまりおすすめできません。

しかし、一つ言えることはセブ島でも売れる商品・サービスだと証明することができれば、いくらでもビジネスパートナー候補は見つかります。

というのも、フィリピン人の富裕層も良い投資先を常に探しているからです。
日本の商品・サービスがセブ島でも売れそうなら一緒に拡げていきたいと考えています。

あなたの商品・サービスがセブ島でも売れると証明する方法を検討してみましょう。

ビジネスパートナーと覚書を交わす

先ほど、フィリピンでは外国人は小売やサービス業への出資が基本的にできないと述べました。
つまり、政府に提出する書類上ではあなたの名前を株主として載せることができません。

よって、後で揉めないようにビジネスパートナーとのあいだで契約条件に関する覚書を交わしておきましょう。

それを作っておかないと仮にすごく利益が出たときなど利益分配の方法をめぐって揉める原因となります。

とはいえ、一番重要なのはビジネスパートナーとの信頼関係です。
普段からコミュニケーションをたくさん取り揉め事がおきないようにしましょう。

その他、海外起業を失敗に終わらせないためにすべきこと

その他、海外起業を失敗させないために気をつけるべき点については下記の記事を参考にして下さい。

>>海外起業に失敗しないための7つのステップ

>>海外起業アイデアの見つけ方とは【差別化×グローバルな視点】

まとめ:フィリピン起業で失敗しないためのビジネスパートナーの見つけ方

記事はいかがでしたか?
フィリピン起業で失敗する大きな要因の一つであるビジネスパートナーについて書きました。
信頼できるビジネスパートナーを探すことは簡単ではありませんが、長期的にビジネスすることを考えると安易に決める部分ではありません。

良いビジネスパートナーをもち、ビジネスに専念できる状況を作りましょう。

なお、これから起業を考えている人はこちらの記事もどうぞ。

>>起業するには何が必要なのかを現役起業家が解説【5つの壁を乗り越える方法】

>>副業からスタートして起業するまでの4ステップ【現役の起業家が解説】

>>学生起業のやり方とは【まずは少ない初期投資で小さく始めよう】