タイに観光目的で入国する3つの方法【コロナ禍のビザ解説】

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ブログの読者

コロナ期間でも、タイに観光目的で入国できるのかな?ビザが必要なのかとか、具体的な方法を知りたい!

 

どうも、リョウタです。 

 

結論から言うと、

タイに観光目的で入国するには、

全部で3つの方法があります。

 

コロナ禍が続く現状ですが、

タイ政府は20年12月23日から、

すでに日本からの観光客の

受け入れを再開しています。

 

僕はネットビジネスで生計を立て、

今年で海外在住歴が5年目です。

 

先日に、東京にあるタイ大使館で

観光ビザを取得してきたので、

本記事を書くことにしました。

 

これまでに、他の国でもビザ申請

などをたくさん行ってきたので、

記事にかなりの信頼性があります。

ブログの管理人

 

まず、本記事のネタバレは下記の通りです。

 

  • タイに観光目的で入国する方法①「ビザ免除」で最大45日滞在
  • ②「観光ビザ」を取得して最大90日滞在
  • ③「特別観光ビザ(STV)」を取得して入国
  • 注意点として、タイに入国するためには渡航前の72時間以内にPCR検査を受けて、英文の健康診断書(Fit to Fly)を発行し、入国許可書が必要なこと
  • さらに、タイ入国後に政府が指定するASQホテルで14日間、隔離生活を送らなければいけないこと
  • おすすめの入国方法は、ビザの申請コストがない「①ビザ免除」と、審査基準のハードルが低い「②観光ビザ」

 

現在、タイ大使館では営業時間の短縮により、

状況によってはそれなりに混み合っています。

 

ビザの申請は最低でも渡航日の1ヶ月前には、

余裕をもって済ませるようにしましょう。

 

僕のように書類不備で何度も大使館に

行くような手間を省くためにも、

本記事を読んでぜひ参考にしてください。

 

 

それでは、さっそく本題に入りますね。

 

MEMO

コロナ禍に伴う海外渡航の最新情報は、

外務省厚生労働省のHPをご覧ください。

 

また、コロナ期間の海外渡航は

それなりにリスクも伴うので、

必ず自己責任で判断してください。

 

関連記事:僕がコロナ禍にタイでワーケーションするわけ【自由に生きる】

関連記事:自由に生きた僕の末路とは…【25才で月収100万稼いで海外生活】

 

①ビザなし(免除)でタイに入国

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まず1つめの方法が、ビザなしでタイに入国する方法です。

 

現在、タイでは約50カ国に対して、観光目的に限りビザなしでの入国を許可しています。

 

もちろん、そのリストに日本も含まれています。

 

通常であれば、ビザなしで滞在できるのは30日以内ですが、コロナ期間*では45日以内の滞在が認められています。

 

*2020年12月22日から2021年9月30日までの間は、30日間滞在が許可される観光ビザ免除は、45日間の滞在が許可されます。

 

そして、 観光ビザ免除を使用してタイに入国する場合は、入国時に以下の条件を満たしている必要があります。

 

  1. パスポートの有効期限が入国日から数えて6か月以上であること
  2. 一人当たり10,000バーツ、一家族当たり20,000バーツ相当の現金や資金を所持していること
  3. 45日以内に出国することが確認できること(例:航空券、電車、バス、船のチケットなど)

 

ビザ免除においては、旅行者の資金力をチェックする機会が②の方法しかありません。

 

そのため、入国時には最低でも一人あたり*約3.5万円、一家族あたり*約7万円の現金を所持しておきましょう。(*1バーツのレートが3.5円の計算)

 

また、このご時世なので事前に往復の航空券もしっかりと抑えておく必要があります。

 

参照元:「ビザ免除について」在東京タイ王国大使館

 

タイに入国するための絶対条件(全共通)

 

ここでは、タイに入国するための絶対条件について、書いていきます。

 

絶対条件はビザ免除やビザの種類に関わらず、すべてのタイ入国者(非タイ国籍者)に適用します。

 

とても大切な手続きになるので、もれがないようにしっかりと確認しましょう。

 

絶対条件の項目を大まかに分けると、下記の通りです。

 

  • 渡航前の72時間以内にPCR検査&英文の健康診断書
  • 入国許可証の発行(オンラインシステムで自己申請)
  • タイ入国後にASQホテルで14日間(15泊)の隔離生活

 

渡航前の72時間以内にPCR検査&英文の健康診断書(Fit to Fly)

 

まず、日本からタイに渡航する前の72時間以内に、自費で”RT-PCR”(Real time RT-PCR)検査を行い、英文の健康診断書”Fit to Fly Certificate”を発行してもらう必要があります。

 

費用としては、クリニックによっても異なりますが、自費のため合計で4~5万円ほど掛かります。

 

内訳例:PCR検査3万円+証明書の発行5000円×2(PCRとFit to Fly)=4万円

 

つまり、上記2種類の検査と健康診断書の発行に対応しているクリックに、もれなく渡航72時間前に行く必要があるわけです。

 

この時点で手間やコストのことを考えると、タイに旅行する気力を少し失いそうになりますよね笑

 

ちなみに、海外渡航前のPCR検査と健康診断書の発行に対応しているクリニックは、下記の資料からご覧いただけます(「タイ渡航 PCR検査」などとググっても出てきます)。

 

経済産業省:「海外渡航を行う事業者に対して検査証明を行う医療機関の登録規程」に基づき登録を行う医療機関」

 

入国許可証の発行(オンラインシステムで自己申請)

 

そして、コロナ禍にともない、タイ国籍を有しない方の2021年1月からのタイ入国に関しては、「入国許可書(Certificate of Entry)申請システム 」から、自己申請をしなければいけません。

 

そうすることによって、はじめて入国許可書の発行ができ、タイに入国する資格が得られます。

 

たとえ、すでにビザの取得をしている方でも、この入国許可書がなければ、タイに入国することができないので注意が必要です。

 

具体的な入国許可書の申請手順については、こちらの画像を参照してください。

 

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また、ビザなしでタイに入国する方は、入国許可書を申請する際に、カテゴリー11番(Category 11: Medium Term Visitor – Visa Exemption)を選択すれば自己申請ができます。

 

詳しくは、タイ大使館のこちらのページ「タイ国籍を有しない者のタイ王国入国(新規システム)」を参考にしてください。

 

タイ入国後にASQホテルで14日間(15泊)の隔離生活

 

最後の絶対条件として、タイ入国後にASQホテルと呼ばれる「タイ政府代替検疫施設」で、14日間(15泊)の隔離生活を送らなければいけません。

 

おそらく、これがタイに入国するのに最もハードな部分です。

 

なぜなら、ASQホテルから14日間は一歩も外に出れない状況が続きます。

 

それぞれのASQホテルは宿泊ゲストに対し、1日3食の食事から2度のPCR検査などをパッケージとして提供します。

 

そのため、通常のホテル宿泊費よりも割高になり、相場として2週間で10万~20万円以上の滞在費が掛かります。

 

気になる方は、ホテル予約アプリの「Agoda」や「Booking.com」で検索すると、たくさんのASQホテルが出てきます。

 

つまり、コロナ禍のビザなし滞在期間が通常の30日から45日へと増えた理由は、ASQホテルで2週間も隔離生活を送る必要があるからです。

 

2週間も異国の地で、ホテルの一室にいわば缶詰状態になるので、ここで一気にタイに旅行するハードルが上がりますよね。

 

ただ、今の時期にタイに旅行するには避けては通れない道なので、僕はそれを覚悟していきます笑

 

②観光ビザを取得してタイに入国

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そして、2つめの方法が「観光ビザを取得してタイに入国する方法」です。

 

「観光ビザ」を取得すれば、最大で90日*の滞在が許可されます。

 

*ビザの有効期限は、ビザ発行日から3か月間有効。入国後、入国日から60日滞在可能。(入国後、1度のみタイ入国管理局にて30日の滞在期間延長の申請が可能。観光ビザの申請料:4,500円(シングルエントリー)

 

ビザなしでは、最大で45日しか滞在できませんが、観光ビザを取得すればその倍の期間もタイに居れます。

 

コロナ禍でタイに入国するためには、渡航前にPCR検査を受けたり、入国後には2週間の隔離が必要だったりと、通常時よりも手間とお金が掛かります。

 

そのため、どうせタイに入国するなら、できれば長く滞在できた方が良いですよね。

 

ちなみに、観光ビザ(Tourist Visa)は他のビザと比べても、とても取得がしやすいです。

 

僕自身も、今回はこの「観光ビザ」を申請しましたが、大使館に申請してから4日~5日ほどでビザの取得ができました。

 

観光ビザの申請方法

 

観光ビザを申請するには、日本にあるタイ大使館に訪問して、必要書類を提出します。

 

ざっくりですが、ビザ取得までの流れはこんな感じです。

 

  • 最寄りのタイ大使館を探す(東京・名古屋・福岡・大阪)
  • ビザの必要書類をもれなく用意する
  • ビザ申請オンライン事前予約(VABO)をする
  • 予約した日時にタイ大使館でビザ申請をする
  • 郵送でスタンプ付きのパスポートが返却される

 

タイ大使館は日本には4拠点あるので、一番いきやすい場所を選びましょう。

 

もし遠方にいる方でご自身での申請が難しい場合は、業者などにお願いをすれば、観光ビザは代理申請ができます。

 

そして、現在はビザ申請をするためには、事前予約が必要です。

 

僕は書類不備のために、2度訪問しましたが、申請する度にいちいち予約が必要なので注意しましょう。

 

大使館の混み具合によっては、1週間先まで予約が埋まっていることもあるので、余裕を持って渡航日の1ヶ月前までには予約を済ませましょう。

 

あと、予約したビザの申請日は、なるべく前後の予定はゆとりを持つべきです。

 

僕の場合は、受付までに1時間以上も並んで待ち、申請してからも数十分ほど大使館内で待ちました。

 

無事に申請書が受理されると、3日後の午後にスタンプ付きのパスポートを郵送で送ってくれます。

 

なので大切なことは、いかにしてビザの申請書類を効率的にもれなく集めるか、ということです。

 

観光ビザの申請に必要な書類は、下記の通りです。

 

1.有効な旅券 (有効期限が6ヶ月以上有効なもの、査証欄の余白部分が2ページ以上あるもの)

 

2.申請書(全ての欄を記入し、申請者が署名したもの

 

3.申請者カラー写真1枚 (サイズ 3.5×4.5cm)*申請書に張り付けてください *6か月以内に撮影されたもの

 

4.経歴書(Personal History)1部(全ての欄を記入し、申請者が署名したもの

 

5.航空券(Eチケット)または航空会社発行の予約確認書コピー (往復)

*申請者名、タイ入国日が明記されていること

 

6.申請者の英文銀行残高証明書(20,000バーツ以上に相当する額の残高が証明できること)

*20歳未満の子どもが申請者で、個人名義の銀行残高証明書がない場合は、父親もしくは母親どちらかの銀行残高証明書(40,000バーツ以上に相当する額の残高が証明できること)

 

7.14日間隔離施設(ASQ)の支払い済みの予約確認書1部

*申請者の個人名記載の予約確認書が必要

 

8.隔離後のタイ滞在期間中の滞在先を証明する以下の該当する書類

a.  ホテルの予約確認書←AgodaやAirbnbなどの宿泊予約サイトの確認書で大丈夫です

 

9.詳細な行程と渡航の目的を説明した文章(英文のみ)

*行程表と目的を説明した文章の書式指定はありません←旅のスケジュール感、現地で体験したいことや行きたい場所を英語で記述する

 

10.職業を証明する以下の該当する書類

会社員①-③の原本全て:①在職証明書 ②休職(休暇)証明書 ③会社登記簿謄本(発行から3か月以内)

会社経営者、自営業:会社登記簿謄本原本(発行から3か月以内)

学生:学校発行の在学証明書原本

年金受給者:年金証書原本及びコピーもしくは受給年金額が確認できる書類原本及びコピー 

主婦:婚姻証明書(戸籍謄本)及び配偶者のパスポートコピー 

*配偶者が外国籍の場合は上記Eの書類及び配偶者の在留カードコピー 

20歳未満の子ども:戸籍謄本または親子の関係が確認できる書類、保護者の英文身元保証書(Guarantee Letter)と保護者のパスポートまたは運転免許書のコピー  身元保証書 (Guarantee letter) 

*英文身元保証書(Guarantee Letter)と保護者の身分証明書のコピー内の署名は同一であること 

*運転免許書裏面に署名がない場合は、コピーに必ず自筆の署名があること 

職についてない者①-②の全て

①納税証明書もしくは非課税証明書

②身元保証書原本と保証人の署名入りのパスポートまたは運転免許書のコピー

引用元:観光ビザ(Tourist Visa) 在東京タイ王国大使館

 

もし、タイ現地に身元保証人がいない場合は、ビザ申請書にある”Local Guaranter”の項目は”None”と記入すればOKです。

 

僕も現地に頼れる身内などはいないため、Noneと記入しましたが、その代わりに日本の保証人の書類(Guarantee letter)を用意しました。

 

また、上記の必要書類に関して、大事な部分だけ追記します↓

 

注意

 

ASQホテルを予約する際は、料金が先払いか後払いかを確認してください。

 

予約サイトによっては、後払いオプションが最初から適用されている場合があるので。

 

7.必要書類の条件として、「支払い済みの予約確認書」と書いてあるように、そこは注意が必要です。

 

8.例えば希望滞在期間が60日であれば60日分、90日であれば90日分の滞在先を証明する必要があります。

 

なので、まだ先の予定が明確に決まっていなくても、滞在期間分の宿泊予約だけはしておきましょう。

 

8.の予約確認書に関しては、支払い済みである必要はないので、キャンセル料が無料かつ、後払いできる宿泊予約サイトを利用するのがおすすめです。

 

ちなみに、僕が1回目にビザ申請をした時には、支払い済みのASQホテルと、Airbnbで予約した1ヶ月分の予約確認書を提出しましたが、それでは受理されませんでした。

 

なぜなら、僕の希望滞在期間は90日だったので、上記だと45日分の滞在先しか確保できていないことになります。

 

もともと、Airbnbで長期レンタルをしようと考えていたのですが、エアビでは先払いなのに加えて、キャンセル料の無料が予約してから2日以内しか、適用されないんですよね。

 

つまり、もしビザの申請が不都合で受理されなかったり、何かしらの理由でタイに入国できなくなった際には、3ヶ月分の旅費がほとんどパーになってしまいます。

 

そのため、結果的に残りの45日間の滞在先は、後払いOK&キャンセル料が宿泊前日まで無料の「Agoda」でホテルを予約して、上記の問題をクリアしました。

 

書類不備で2度も大使館に行った理由は、それが原因です、、

 

③特別観光ビザ(STV)を取得してタイに入国

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最後に、3つめの方法が「特別観光ビザ(STV)を取得してタイに入国する方法」です。

 

特別観光ビザ(STV)とは、このコロナ期間に外国人観光客が、よりタイに長期間滞在できるために発行された新たなビザです。

 

特別観光ビザ(STV)は、2020年10月2日から2021年9月30日まで実施されます。入国後、入国日から90日滞在可能。(入国後、タイ入国管理局にて2 回の滞在期間延長の申請が可能。1回の申請で延長できる滞在期間は最大で90日。) 特別観光ビザの申請料:9,000円(シングルエントリー)

 

つまり、最大で9ヶ月間タイに滞在することができる、長期滞在者向けのビザとなります。

 

しかし、一方で特別観光ビザには下記のようなデメリットもあります。

 

  • ビザ申請の基準が比較的に高い
  • 実施期間が21年の9月までと短い

 

詳しいSTVの申請方法は後ほど述べますが、観光ビザの基準と比べるとかなりハードルが高いです。

 

そして、その高いハードルをクリアしてなんとかSTVを取得しても、今年の9月30日までしか実施されないという期間上の制限もあります。

 

僕は当初、観光ビザではなくSTVの取得を考えていましたが、上記2つの理由で断念しました。

 

特に、2021年の4月からタイに渡航する僕にとってみれば、どっちみちSTVを取得しても、最大で6ヶ月しかタイに居れないかも知れません。

 

また、必要書類のハードルが高いSTVを申請するには、さらに1ヶ月以上の準備期間が掛かると想定したので、さの場合は出発が4月ではなく5月に遅れていたはずです。

 

そうなると、花粉症に苦しむ僕にとっては、死活問題なのでどうしても避けたかったんですよね笑

 

特別観光ビザ(STV)の申請方法

 

特別観光ビザの申請手順は、基本的には観光ビザで説明したものと同じです。

 

ただし、下記のように求められる必要書類(黒字部分)が異なってきます。

 

1.有効な旅券

2.申請書 原本とコピー1部

3.申請者カラー写真2枚

4.経歴書(Personal History)原本1部とコピー1部

5.航空券(Eチケット)または航空会社発行の予約確認書コピー

6.14日間隔離施設(ASQ)の支払い済みの予約確認書1部

 

7.タイ滞在期間中の滞在先を証明する以下の該当する必要書類

【コンドミニアムもしくは宿泊施設の賃貸契約者】

① コンドミニアムもしくは宿泊施設の賃貸契約書コピー1部

   ② 銀行残高証明書 過去6か月分(各月500,000バーツ以上に相当する額の残高が証明できること)

 

8.タイ国内保険会社の医療保険証原本及びコピー1部**医療保険証は、以下の2つの内容を含むこと。

   ① タイ国内で治療費用補償がある保険で、補償額が外来患者の場合は40,000バーツ以上、入院患者の場合は400,000バーツ以上であり、補償期間は滞在期間中が補償されていること。

   ② 新型コロナウイルス感染症及び関連疾患の治療費を含む10万米ドル以上もしくは1,100万円以上の治療補償額があること。

**タイ国内保険会社の医療保険は、以下のウェブサイトから加入可能 https://longstay.tgia.org

 

9.国公立病院発行英文健康診断書 原本とコピー1部

*発行から3カ月以内 

*禁止疾患、すなわち、ハンセン病、結核、麻薬中毒、象皮病、第三期梅毒ではないことを示す内容を含む 

*この証明書は公証人役場と日本外務省または申請者の国籍国の所轄省庁で認証を受けること

引用元:特別観光ビザ(Special Tourist Visa-STV) 在東京タイ王国大使館

 

まず7. AgodaやAirbnbなどの宿泊予約サイトで賃貸契約を結ぶ一般的な旅行客は、日本円にして最低でも過去6ヶ月分にわたる約177万円*の銀行残高を証明する必要があります。(1バーツ3.54円の計算 2021/3/5)

 

これだけでも、かなりの大きなハードルですよね笑

 

しかも、これは過去6ヶ月にひと月でも177万円を下回ると、必要書類としての効力が無くなります。

 

あくまでも、過去6ヶ月にわたって最低でも50万バーツの貯蓄があることを証明しないといけないので、そこは注意が必要です。

 

続いて8.、タイ国内の保険会社に加入する必要があります。

 

簡単そうに聞こえますが、これも少しやっかいな必要書類です。

 

僕も実際に、大使館がリストアップしているタイ国内の海外保険会社のHPをいくつか調べましたが、そもそもタイ語で説明されているので内容がよくわかりません笑

 

また、万が一コロナになった時の補償額が、1100万円以上(10万ドル以上)のプランに加入しなければいけません。

 

ちなみに、ビザ免除や観光ビザでタイに入国する場合も、コロナになった時の補償額が10万ドルある保険プランに、入る必要があります。

 

なぜなら、入国許可書を発行するための条件として、そのように明記されているからです。

 

10万米ドル以上の、コロナ・コロナ関連疾患の治療費をカバーした医療保険。

引用元:在東京タイ王国大使館

 

つまり、上記を満たす海外保険に加入していないと、たとえ観光ビザを事前に取得していても、タイに入国できなくなってしまうので注意しましょう。

 

僕の場合は、アドレスホッパーさんのブログで紹介されていた、タイ大手の保険会社「Dhipaya Insurance」に加入しました。

 

参照元:コロナ禍でタイ入国。コスパ良い保険「Dhipaya Insurance」の料金と特徴(アドレスホッパーで行こうよ)

 

最後に9.、僕の中ではこの必要書類が一番やっかいでした。

 

だって、渡航する3日以内にどっちみちPCR検査と英文の健康診断書(Fit to Fly)を発行するのに、「なんで9.国公立病院発行英文健康診断書が必要なの?」って単純に疑問です。

 

しかも、この書類を取得するまでのプロセスが、こんな感じでかなり面倒くさいんですよね。

 

  • 日本赤十字社医療センターに健康診断の予約(1週間前)
  • 日本赤十字社医療センター(渋谷)で健康診断を受ける
  • 英文の健康診断書が発行される(土日含め7~10日かかる)
  • 外務省に行って英文の健康診断書を認証してもらう

 

つまり、この書類をゲットするためだけに、どれだけ早くても2週間~3週間はかかってしまいます。

 

この複雑なプロセスを知った時には、もう本当に気が遠くなって絶望しましたよね。

 

まさにこの瞬間に、僕のSTV取得に対する気持ちが折れて、諦めてしまいました笑

 

だって、ここまで苦労してビザを取っても、せいぜい半年くらいしか滞在できないかも知れないし、とにかく取得コストに対するコスパが悪いですよね。

 

ちなみに、21年1月11日までにSTVを取得してタイを訪れた旅行者は、全世界でわずか”1114人”しかいないそうです。

 

正直それはそうですよね、って感じです。

 

STVの必要書類を集めるハードさを考えると、「タイに来なくても良いよ」って政府から言われているようなものですからね。

 

つまり、今この時期にタイに観光目的で入国したい方は、「ビザ免除」でいくか、「観光ビザ」を取得して行くのががおすすめという結論になります。

 

と、そろそろ今回は

この辺で終わりにします。

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

 

もしかしたら、

タイでお会いするかもですね。

 

それでは、また。

 

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