フランチャイズコンサルタントが教える「本部にロイヤリティを払う理由とは」

こういった疑問に答えます。

この記事を読むことで得られることは下記です。

この記事を書いているぼくは、現在はカフェを経営していますが以前はフランチャイズチェーンのコンサルティング会社で働いていました。
このような背景から記事を書いていきます。

※この記事は3分で読み終わります。

ロイヤリティとは？

ロイヤリティとは、フランチャイズに加盟するとフランチャイズ本部に払う必要がある費用です。

ロイヤリティは大きく2パターンあります。

固定型は、売上に関係なく固定額を本部に払います。
大体、月に1万円〜3万円ぐらいが多いです。

売上変動型は、売上のうちの数％を本部に払います。
業種にもよりますが、売上の3％〜20％ぐらいが多いです。
（粗利がたかい業種はロイヤリティもたかくなる傾向です。）

フランチャイズ本部にロイヤリティを払う理由

理由は2点です。

理由①：ノウハウ・ブランドを使わせてもらうから

フランチャイズ加盟すると、フランチャイズ本部が作り上げてきたノウハウやブランドを利用して運営します。
それを利用させてもらう代わりにロイヤリティという形で本部にお返しをします。

それは、フランチャイズ本部によります。

基本的にフランチャイズ展開している企業は、直営店を複数持っていて店舗収益がしっかりと上がるビジネスモデルになっているケースは多いです。

とはいえ、フランチャイズ展開している企業がすべてそうだとはいえません。
フランチャイズ本部になるための規則や条件があるわけではないからです。

場合によっては、直営店すら赤字のフランチャイズ本部も存在するでしょう。

しかし、それを事前に調べる手段はあります。
フランチャイズ本部は加盟希望者に本部の損益計算書・貸借対照表を見せる義務があります。これを法定開示書といいます。

よって、フランチャイズ本部を決めるときはしっかりと法定開示書を確認しましょう。

しっかりと利益が出ているノウハウであれば、ロイヤリティを払う価値はあるといえるでしょう。

理由②：本部はフランチャイズの品質を維持・向上させないといけないから

ノウハウ・ブランドを向上させるためには本部は調査・研究などが必要です。

もちろん、それにはコストが掛かります。

それらのコストを加盟店はロイヤリティという形で一部を負担します。

フランチャイズのノウハウがずっと変わらなければ、加盟店の売上は下がっていくでしょう。
理由は、世の中の環境が変わっていくので、それに合わせてフランチャイズチェーン自体も変わらないとお客さんを失うからです。

良いフランチャイズ本部を発見する方法

良いフランチャイズ本部を発見する方法は下記です。

ステップ①：複数のフランチャイズ本部の担当者と会う

本部へ問い合わせれば、営業担当があなたの都合の良い場所まで来てくれます。
最初から1つに絞るのではなく、5つぐらいの本部を比較検討しましょう。

喫茶店などで面談したら、コーヒー代は向こうが出してくれるでしょう。

ステップ②：加盟店オーナーとの面談を本部にお願いし、リアルな話を聞く

本部の営業担当は、基本的に良いことしか話しません。
よって、加盟店オーナーとの面談を設定してもらい、本部のサポート体制や本部への満足度などを確認しましょう。

ステップ③：物件を紹介してもらい、物件ありきで本部を比較検討する

店舗ビジネスは物件が非常に大事です。
よって、本部から紹介してもらう物件も本部選びの条件にしましょう。

このタイミングでもまだ1つに絞らずに複数の本部と話を進めるほうが良いです。
複数の本部と話を進めるほうが、良い条件で加盟できる可能性も高まります。

なお、フランチャイズ本部を探すときは、直接本部に連絡するのではなく、比較サイトを利用すると複数の本部へ簡単に資料請求できます。

「フランチャイズの窓口」は、最もフランチャイズの情報が多いので登録しておくことをおすすめします。

>>フランチャイズ窓口の公式サイトへ

【まとめ：フランチャイズ本部にロイヤリティを払う理由】

フランチャイズ本部にロイヤリティを払う理由は、

・本部がこれまで作り上げてきたノウハウやブランドに対する対価
・本部がフランチャイズチェーンの品質を維持・向上させていくために掛かるコストへの負担

です。

なお、フランチャイズビジネスに関心ある人は下記の記事もどうぞ。

>>フランチャイズとは？⇒フランチャイズに関する5つの疑問にフランチャイズコンサルタントが回答