事業計画書の書き方【事業計画書を書く本当の目的も解説】

ブログの読者

起業したいけど事業計画書って書いたほうが良いのかな?また書き方を教えてほしい。

こういった疑問に答えます。

この記事を読んで得られることは下記です。

・事業計画書を書く目的が分かる。
・事業計画書の書き方が分かる。

この記事を書いているぼくは、フィリピン・セブ島でカフェを経営しています。
カフェをつくる前は、1年間セブの路上でカツサンドを販売していましたが、30人の行列ができるほど人気が出ました。
路上販売もカフェも事業を始める前に事業計画書を作成しました。
この記事では、「事業計画書を書く目的」と「事業計画書の書き方」について書いていきます。

※記事は4分で読み終わります。

事業計画書を書く目的

事業計画書をつくる目的って銀行からお金を借りるためでしょ?借りないぼくは、作らなくてもいいよね?

事業計画書なんて、副業として事業を始めるぼくには必要ないよね?

と思われる人もいるかもしれません。

しかし、あなたが銀行借り入れする予定がなくても、副業として事業を始める場合でも、事業計画書を書くメリットはあります。

下記が事業計画書を書く目的です。

・目的①:外部に事業内容の説明をするため
・目的②:ビジネスモデルのブラッシュアップのため
・目的③:事業を本当に始めるべきかどうかを判断するため
・目的④:起業家として成長するため

それぞれ説明していきますね。

目的①:外部に事業内容の説明をするため

事業計画書を書く目的の一つは外部に事業内容の説明をするためです。

具体的には、

・融資をしてもらうために銀行に事業内容を説明する
・家族からの信頼・了解を得るために事業内容を説明する
・ビジネスパートナーを見つけるために事業内容を説明する

など。

起業すると、事業内容について説明する必要が色々とでてきます。
事業計画書があると、事業内容をわかりやすく説明することが可能です。

目的②:ビジネスモデルのブラッシュアップのため

事業計画書をつくる過程で、ビジネスモデルのブラッシュアップを図ることができます。

詳しくは次の章で述べますが、事業計画書を作るためには、競合調査をしたり、自社(起業家自身)の強みや弱みを明確にした上で、戦略を練っていきます。

そういった作業を進める中で、これまで思いつかなかった戦略や戦術を思いつく。

頭の中だけで考えるのではなく、文字に書き起こすことで気づけることがあります。

それが、2つ目の事業計画書を書く目的です。

目的③:事業を本当に始めるべきかどうかを判断するため

事業計画書では、様々な調査の上で、収支計画をつくります。

もし、収支計画をつくった段階で利益が思ったように出せなそうであれば、そもそも事業を始めるべきではありません。

事業を始めるべきかどうかの判断も、事業計画書を作成する大切な目的です。

目的④:起業家として成長するため

4つ目の目的は、あなた自身が起業家として成長するためです。

事業計画書をつくる目的として、この点に触れている記事をあまり見かけないのですが、ぼくはこれが最も重要なのではと思っています。

事業計画書をつくることが、起業家としての成長につながる理由は下記です。

・理由①:事業計画書をつくるなかで、知識が増える
・理由②:仮説を立てる力が身につく

理由①:事業計画書をつくるなかで、知識が増える

事業計画書をつくるときには、あなたが取り組もうと検討している業界の将来を予測する必要があります。
そのためには、業界の情報を色々と調べる必要があります。

そういった作業を通じて、あなたの知識が高まっていきます。

それらの知識は、あなたが事業を進めていく上で、あなたの武器になるでしょう。

理由②:仮説を立てる力が身につく

事業計画書では、あなたの事業が1年後、2年後、3年後、どのような状態になっているか、を予測します。
つまり目標を設定します。

将来を予測するのは非常に難しいので、最初は想定通りには行きません。
しかし、仮説を立てることを繰り返していると、その精度が高まってきます。

将来を高い精度で予測できるスキルは、起業家にとって非常に重要なスキルです。

事業計画書をつくることによって、仮説を立案する力をたかめて行きましょう。

事業計画書の書き方

つぎは事業計画書の書き方について述べていきます。

大きくは、下記の7つの項目について書きます。

・項目①:事業の目的
・項目②:ビジネスモデル
・項目③:競合調査
・項目④:SWOT分析
・項目⑤:事業計画
・項目⑥:収支計画

・項目⑦:撤退条件

それぞれ説明していきますね。

項目①:事業の目的

事業の目的とは、「誰の何の問題を解決する事業なのか?」です。

事業は、あなたの「欲のため」にあるのではなく、誰かの何かの問題を解決するためにあるべきです。

誰かの何かの問題を解決した結果として、あなたはそれに応じた報酬が得られます。

事業の目的は、非常に大事な部分なので、真剣に考えましょう。

項目②:ビジネスモデル

ビジネスモデルをざっくりと説明したのが下記です。

・誰に?【顧客像】

・何を?【商品・サービス】
・どのように?【販売方法】

・儲けるのか?【価格設定・コスト構造】

上記を明確にすることで、事業の全体像が見えてきます。

項目③:競合調査

あなたの事業には、かならず競合が存在します。

その競合について調査をしましょう。

たとえば、あなたが飲食店を出店する場合、出店予定地の周辺の競合店について調べます。

具体的には、

・客数
・客単価
・メニュー構成
・特徴
・販促方法

など。

競合について調べないと、競合争いに勝つのは難しいです。

また、競合について調べないと、あなたの「強み」や「弱み」も見えてきません。

なぜなら、「強み」や「弱み」は競合との比較だからです。

「強み」や「弱み」が明確にならないと、良い戦略を立てることはできません。

項目④:SWOT分析

SWOT分析は、競合争いに勝つ戦略をつくるためのフレームワークです。

SWOTの意味は、下記です。

・Sは、Strengths(強み)
・Wは、Weaknesses(弱み)
・Oは、Opportunities(機会)
・Tは、Threats(脅威)

なお、「強み」と「弱み」は、自社に関することなので、内部環境と呼びます。
「機会」と「脅威」は、外部に関することなので、外部環境と呼びます。

競合分析をすることで、あなたの「強み」と「弱み」が明確になります。
競合よりも優れた点が「強み」、競合より劣っている点が「弱み」ですね。

続いて、機会と脅威を調べます。

機会は、あなたの事業にとって、チャンスとなるような外部環境に関する情報です。
脅威は、その逆で、あなたの事業にとって、ピンチとなるような外部環境に関する情報です。

わかりにくいと思いますので、具体例を上げますと、

たとえばあなたが老人ホームを事業として始める場合、「機会」は高齢者が増加していく点などですね。
「脅威」は働き手を探すのが困難な点などです。

考えられる「機会」と「脅威」を沢山書き出していきましょう。

項目⑤:事業計画

事業計画は、SWOT分析で得た情報をもとに、勝てる戦略・戦術を考えていきます。

具体的には、

・どのようにすれば「強み」を活かせるのか?
・どのようにすれば「弱み」を克服できるのか?
・どのようにすれば「機会」を最大限活用できるのか?
・どのようにすれば「脅威」から身を守れるのか?

これらが「戦略」や「戦術」です。

そして、これらの戦略や戦術を、「いつ」実施するかまで考えていきましょう。

つまり、それが「事業計画」です。

項目⑥:収支計画

「競合調査」「SWOT分析」「事業計画」で調査してきた情報をもとにして、どのような収支になるかの予測を立てていきます。

この収支計画であなたが期待する利益が出せなそうであれば、その事業を行うべきではありませんよね。

また収支計画をつくることで、どれだけの「運転資金」が必要かも見えてきます。

たとえば、事業計画書をつくる前、借り入れは必要ないと思っていたけど、やっぱり必要だと気づくキッカケにもなるかもしれません。

項目⑦:撤退条件

事業を始める前からうまくいかないことを想定する必要なんてないでしょ?

と思われるかもしれません。

また事業計画書に撤退条件を書いていないケースは多いですが、撤退条件を決めておくことは重要です。

理由は、撤退条件が決まっていないと撤退すべきタイミングを逃し、どんどん状況を悪化させてしまう可能性があるからです。

撤退条件とは、たとえば下記です。

例①:1年以内に利益がでなかったら撤退する
例②:赤字額が●●万円以上になったら撤退する

撤退条件を明確にしておかないと、あなたの周りの人は不安に思います。

●●の状態になったら撤退する。その時はサラリーマンに戻って働く

と説明すれば周りの人からの了解を得やすいでしょう。

まとめ:事業計画書の書き方【事業計画書を書く本当の目的も解説】

事業計画書を書く目的と事業計画書の書き方について書きました。
事業計画書をつくる作業は、中々楽しいですよ。
あなたの事業の成功確率を高めてくれますので、是非面倒臭がらずにつくってみましょう。
そして、一度つくったら終わりではなく、何度も見返しつつ修正を加えていくことも同時に重要です。