もりごー
・「起業したい。でも、失敗を考えると不安。」
・「身内が起業に反対しているが、どうすれば理解してくれるだろう?」
・「起業ネタが思い浮かばない。。」
・「起業に必要な資金は?」
・「会社は作るべき?」
こういった疑問に答えます。
この記事を読むことで得られることは下記です。
・起業にまつわるハードルと解決策がわかる
この記事を書いているぼくは、フィリピン・セブ島でカフェを経営しています。
ぼくは、起業しようと思ってから10年後に起業しました。
起業前の悩む気持ちはよくわかります。
ぼくがこれまで経験し学んできたことに加えて、起業家へのヒアリングをもとに記事を書いていきます。
目次
起業するには?⇒起業の主なハードル5つと解決策
起業するときには様々なハードルを乗り越える必要があります。
これまで色々な起業家に話を聞いてきましたが、主に次の5つが起業時のハードルだったようです。
・ハードル①:起業したいが、失敗を考えると不安で動けない
・ハードル②:身内(両親やパートナー)が起業に反対している
・ハードル③:起業ネタ(アイデア)が思い浮かばない
・ハードル④:起業に必要な資金額と、集め方
・ハードル⑤:起業するには?会社をつくるべき?
一つ一つのハードルの解決策を書いていきますね。
起業のハードル①:起業したいが、失敗を考えると不安で動けない
「起業してやりがいある人生を送りたい。このまま起業しなかったら、たぶん、一生後悔する。でも、失敗を考えると不安で一歩を踏みだせない。」
こういった悩みを持っている人は多いです。
ちなみに、ぼくも起業する前は同じように悩んでいました。
しかし、今から紹介することを実践しその不安を乗り越えることができました。
その方法をお伝えしますね。
起業の不安を乗り越える方法
起業の不安を乗り越える方法は、
・方法①:起業は小さく始める
・方法②:副業からスタートし軌道に乗ったら起業する
・方法③:「やってみないと分からない」という現実を知る
です。
方法①:小さく始める
起業するときは、なるべく小さく始めましょう。
もし、あなたが飲食店をやりたい場合、いきなり立派なお店を持つのではなく、たとえば、催事や屋台のようなお店から始めるなど、極力小さな投資で始めましょう。
また、固定費はなるべく下げる努力をしましょう。
一人で始められる事業なら一人で始めます。
その他、いきなり立派な場所にオフィスを構えるのではなく、可能であれば自宅をオフィスにしましょう。
最近では、コワーキングスペースも増えているのでおすすめです。
コワーキングスペースであれば、内装代等の初期投資が不要となり、また起業家のネットワークをつくることもできます。
ちなみに、ぼくはフィリピンで飲食店をやっていますが、最初は路上でサンドイッチを売ることから始めました。
そして、サンドイッチがとても売れたので、カフェをオープンする決意をしました。
小さく始めて、手応えがあれば拡大する、という形をとれば起業の不安をおさえることができます。
方法②:副業からスタートし、軌道に乗ったら起業する
いきなり脱サラして起業するのは、リスクが高いです。
収入が一度ゼロになってしまうので、焦りも出てくるでしょう。
よって、副業からスタートし軌道に乗ったら脱サラする、という形をおすすめします。
仕事が終わってからの時間や週末の時間を使って事業を開始しましょう。
副業のため、スキマ時間に作業を進められる必要があります。
よって、副業に向いている仕事とそうでない仕事はあります。
おすすめの副業については下記の記事をどうぞ。
>>サラリーマンにおすすめの副業4選【副収入とスキルアップを同時にゲット】
方法③:「やってみないと分からない」という現実を知る
起業はどれだけ準備をしてもリスクはともないます。
どれだけ準備をしても、最終的には「やってみないとわからない」ことが多いです。
あなたは「起業するのは不安」と感じているかもしれませんが、その不安はどれだけ準備しても完全になくすことはできません。
よって、最後は勇気を振りしぼって一歩を踏み出すしかないんです。
であれば、勇気を振り絞るのを後回しにするのは、時間がもったいないですよね。
やれる範囲の準備はしつつ、小さな一歩を、なるべく早く踏み出すべきだと思います。
起業のハードル②:身内(両親やパートナー)が起業に反対している
「起業したい。でも、身内が反対していて一歩を踏み出せない。」
こういった悩みも多いです。
身内の反対を押し切ってでも起業する。それぐらいの熱意が起業するには必要だと思いますが、やはり身内からは応援されたいですよね。
身内からの応援は、起業を成功させるうえで大きな力になってくれます。
では、身内から起業に反対されないためにはどうすればいいのか。
身内が起業に反対する理由は、2点です。
・理由①:「あなた」に対する信頼がうすい
・理由②:説得力のある「事業計画」ができていない
それぞれ説明していきますね。
理由①:「あなた」に対する信頼がうすい
あなたが身内から信頼されていれば、真っ向から起業に反対されることはないでしょう。
「反対される」ということは、残念ながら信頼を得られていないからです。
信頼は、「言ったことをやり遂げる」「計画通りに実行する」といった日常生活でのあなたの行いによって積み上げられていきます。
よって、身内からの信頼を獲得するために、「言ったことをやり遂げる」という姿を見せるようにしましょう。
たとえば、「ダイエットで3ヶ月以内に5kg落とす」「半年以内に、●●の資格を取る」など。
日々、有言実行を繰り返すことで、徐々にあなたへの信頼が高まっていきます。
理由②:説得力のある「事業計画」ができていない
あなた自身は身内から信頼されていても、あなたのつくる事業計画がまったく地に足の着いたものになっていなければ、身内は心配になり反対します。
あなたの事業計画は地に足の着いたものになっていますでしょうか?
事業計画で抜けがちなのが、撤退に関する条件です。
たとえば、「●年以内に黒字化しなければ撤退する。」「赤字額が▲万円になったら撤退する」
そしてその場合は、「サラリーマンにもう一度戻る」など。
そのように、最悪の状態を想定し、最悪の状態になった場合はどうするのか、を決めておけば身内も安心してくれるでしょう。
なお、説得力のある事業計画書を作成する方法は下記の記事をどうぞ。
【事例】ぼくのケース
ぼくは、18歳の頃から起業したいと思っていました。
当時やりたいと思ったのは、リサイクルショップ。
両親に話すと猛反対されました。
猛反対されたことでやる気を失ってしまい、結局やらずに終わりました。
当時は、両親からの「ぼくに対する信頼」もありませんでしたし、事業計画はつくってすらいませんでした。
そのような状態なので、両親は心配して反対するのは当然ですよね。
そのあと、ぼくは就職して朝から晩までハードに働きました。
また働きながら「中小企業診断士」という資格も取りました。
再度、起業したいと思うようになり、フィリピンでの起業に関する事業計画をつくり、両親に話しました。
今回は、反対されることはありませんでした。
むしろ、応援してもらっており色々と助けてもらっています。
起業のハードル③:起業ネタ(アイデア)が思い浮かばない
「起業したい。でも何をしたら良いのかが分からない。」
こういった悩みも非常に多いです。
起業ネタに関して、堀江貴文さんは次の条件を満たす事業をすればほぼ確実に成功すると述べています。
・条件①:利益率の高い商売
・条件②:在庫を持たない商売
・条件③:定期的に一定額の収入が入ってくる商売
・条件④:資本ゼロ、あるいは小資本で始められる商売
上記の条件にあてはまるビジネスは、たとえば、アフィリエイトです。
それ以外にも、ITに関するビジネスは、上記に当てはまるものが多いですね。
ちなみに、ITに興味ある方はプログラミングを学ばれると良いと思います。
プログラミングスキルがあれば、様々なサービスを自分でつくることができるようになるからです。
なお、オンラインでプログラミングを学べるTechAcademyというスクールがあります。
1週間の無料体験もついてますので、プログラミングに興味ある人は試してみると良いと思います。
>>TechAcademyのサイトを見てみる
※今なら1週間の無料体験が試せます。
IT以外のビジネスでのおすすめ
・おすすめ①:フランチャイズ
・おすすめ②:海外起業
おすすめ①:フランチャイズ
フランチャイズビジネスは、成功しているビジネスモデルをパッケージ化したものです。
よって、一般的な起業よりも上手くいく確率は高いといわれます。
デメリットは、加盟金やロイヤリティを本部へ支払わないといけない点。
しかし、しっかりと利益がでるビジネスモデルをつくることは大変なので、加盟金やロイヤリティを払う価値はあるのかなと思います。
フランチャイズビジネスについては下記記事をどうぞ。
>>【フランチャイズとは】フランチャイズコンサルタントが5つの疑問を回答
おすすめ②:海外起業
海外、特に東南アジアでの起業はおすすめです。
理由は2点です。
・理由①:発展途上国であり、足りていないサービスがたくさんある
・理由②:コストは低く、今後の成長可能性は高い
たとえば、日本にはたくさんあるけど東南アジアの国には存在しないサービスは沢山あります。
東南アジアにくると、さまざまなビジネスアイデアが浮かんできます。
東南アジアは、コストも低いですし、これから伸びるので、ビジネスする場所としてとても面白いです。
起業のハードル④:起業に必要な資金額と、集め方
「起業するにはどれぐらいの資金を用意したら良いのだろう?またどのようにして資金を用意すればいいだろう?」
起業すると、サラリーマンのように固定の給料が約束されているわけではありません。
利益がでないと自分の給料を取ることはできません。
起業してすぐに利益を出せれば良いですが、出ないことのほうが多いでしょう。
あなたが一人で起業するとしても、起業資金は「初期投資額」に加えて、「1年間分のあなたの生活費」を少なくとも用意しておいたほうが良いですね。
人を雇う場合は、それ以上の資金を用意しましょう。
起業資金の集め方
起業資金の集め方は下記です。
・その①:自己資金
・その②:銀行借り入れ
・その③:出資
・その④:クラウドファンディング
・その⑤:クレジットカード
その①:自己資金
自己資金は、豊富にあるに越したことはありません。
起業したい人は、すぐに起業資金を貯める計画を立てましょう。
銀行借り入れする場合でも、出資を受ける場合でも、自己資金は多いほうがメリット多いです。
なお、自己資金を短期で貯めたい人はリゾートバイトがおすすめです。
リゾートバイトに興味ある人は下記の記事をどうぞ。
>>効率的にお金を貯める方法!【リゾートバイトで給料を全額貯金】
その②:銀行借り入れ
起業資金を融資してくれる銀行は多くありません。
メガバンクや都市銀行は難しいでしょう。
起業はリスクが高いからです。
起業資金を融資してくれやすいのは、「日本政策金融公庫」と「地元の信用金庫」です。
ちなみに、日本政策金融公庫の場合、自己資金の2倍が借り入れの上限と言われています。
つまり、300万円の自己資金があれば、最大600万円ぐらいの借り入れが可能ということです。
より多くの融資を受けるためにも、自己資金はなるべく多く用意しましょうね。
その③:出資
起業資金を出資してもらう方法もあります。
出資者としての候補は2つです。
・その①:ベンチャーキャピタル
・その②:個人投資家
ベンチャーキャピタルはベンチャー企業への出資を事業にしています。
出資を得るためには、事業計画をつくり、成功可能性が高いと感じられるプレゼンをする必要があります。
あるいは、個人投資家から出資をしてもらいます。
これは知人からの紹介、あるいはあなたの直接の知り合いから探すケースが多いです。
ちなみに、ぼくが経営するカフェも初期投資の半分をフィリピン人投資家から出資してもらっています。
出資を得るメリットは、出資金が得られることに加えて、事業成功のためのアドバイスがもらえることです。
一方、デメリットは利益を出資者に分配する必要があることです。
その④:クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、あなたの事業内容を、専用のサイトを通じて世の中に呼びかけて資金を集める方法です。
大きくは2つ種類があります。
・その①:寄付型
・その②:購入型
寄付型とは、寄付としてお金を集めますので、とくにリターンを用意する必要はありません。
一方、購入型は、お金の支援をしてもらう代わりに商品やサービスでお返しする形です。
クラウドファンディングは、借り入れでも出資でもないので、返済や利益分配する必要はありません。
クラウドファンディングでお金を集めるためには、あなたの事業内容に共感してもらう必要があります。
「世の中の●●の問題を▲▲の方法で解決したい」といった人々の共感が得られるビジョンが重要になります。
その⑤:万が一に備えてクレジットカードをつくる
起業すると社会的な信頼を一時的に失います。
よって、起業直後はクレジットカードを作りたくても簡単には作れません。
したがって、サラリーマンの間にクレジットカードを複数作っておくことをおすすめします。
ぼくの周りの経営者も、万が一に備えてクレジットカードを多数作っている人は割と多いです。
おすすめのクレジットカードについては下記の記事をどうぞ。
>>起業したいサラリーマンがクレジットカードを複数作るべき理由【おすすめ無料クレカ4選】
起業のハードル⑤:起業するには?会社をつくるべき?
「起業するにはどのような方法があるのだろう?会社をつくるメリットは?」
こういった悩みも多いですね。
起業の方法は、2つです。
・方法①:個人事業主として起業する
・方法②:会社をつくって起業する
方法①:個人事業主として起業する
個人事業主としての起業は、簡単に始められます。
事業開始から1ヶ月以内に、税務署に開業届を出せばスタートできます。
開業届を出さずに事業開始しても問題ありませんが、開業届を出しておくと税金面で得をすることがあります。
具体的には、開業届を出すことで、青色申告が可能になります。
方法②:会社をつくって起業する
株式会社をつくるのは、メリットとデメリットがあります。
株式会社をつくるメリット
・メリット①:信用度が高くなる(営業活動、採用活動などに有利)
・メリット②:経費として認められる項目が増える
株式会社をつくるデメリット
・デメリット①:会社設立に約30万円の費用がかかる
・デメリット②:赤字でも毎年7万円の法人税を支払う必要がある
・デメリット③:各種・手続きが多い
売上が大きくない間は、個人事業主として事業するメリットの方が大きいと思います。
売上・利益が高くなってくると、株式会社にした方が税金面でのメリットが大きくなってきます。
よって、おすすめは個人事業主からスタートし、事業が軌道に乗りそうだったら株式会社への切り替えを検討するのが良いかなと思います。
まとめ:起業するには?⇒勇気を出して一歩を踏み出す
起業したい人が起業前に悩む部分について書きました。
なにか参考になれば幸いです。
起業するには勇気がいります。
勇気を出して一歩を踏み出すことが大切です。